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便の形状や硬さは水分量で変わってきます。

便の形や硬さは、便の中に含まれる水分量で変わってきます。
水分量が多すぎると水状の便や泥状の便になったり、また、水分量が少なすぎると丸型の硬い便や
短く硬い便になったりします。

 

便に含まれる水分の割合が70~80%ぐらいのときに、便の硬さは適度になると言われており、
形状もバナナ1本分の太さと量がよい言われています。
便が適正な水分を持つためには食べ物に含まれる食物繊維の働きも欠かせません。

 

また、便の形状や硬さは大腸(結腸)の状態が関わってきます
食べた物が便となって排便されるまでの過程をとおして、その点を明確にしましたので
以下に順を追って説明します。

 

食べ物が排便に至るまでの順序

1.食べ物が口から入る。
食べ物は口に入れられると、口の中でかみ砕かれ、食道内に送り込まれます。

 

2.食べ物が胃に入る。
食道を通って胃に入った食べ物は、胃液により消化されドロドロの状態になります。

 

3.食べ物が十二指腸に入る。
食べ物がさらに消化されます。

 

4.食べ物が小腸に入る。
食べ物がここでさらに消化され、栄養素が吸収されます。食べ物は4時間ぐらいで
小腸を通過し結腸に送られます。

 

5.食べ物が結腸に入る。
結腸は大腸の一部であり、大腸は結腸と直腸に分かれています。まず食べ物は結腸に入ります。
食べ物は18時間ほどかけて結腸内を通過しながら水分が吸収されていき、ドロドロの食物は
しだいに固形化して便へと変わっていきます。
結腸は、「上行結腸」→「横行結腸」→「下行結腸」→「S字結腸」の順で構成されており、
食べ物はこの順で通過していき、結腸の最後の部分であるS字結腸で便は滞留します。

 

6.便が直腸に入る。
胃に食べ物や水が入ると、「胃結腸反射」という作用により大腸のぜん動運動が始まり、
S字結腸内にある便が直腸に押し出されます。

 

7.直腸内の便により便意がもよおされる。
直腸に便が送り込まれると、脳がそれを検知して便意がもよおされます。
なお、直腸そのものが便が来たことを脳に知らせるのではなく、直腸の周辺にある
「骨盤底」が脳に知らせるものと考えられています。

 

8.肛門から排便される。
便意をもよおしてトイレでいきむと「骨盤底筋」という肛門部を締める筋肉が緩んで排便されます。

 

 

naizouくん4

 

 

 

 

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