健康食品で健康増進

健康に良いとされるオリーブオイルですが、このオイルにもデメリットがあり、使い方において気をつけなければならない注意点もあります。
以下にオリーブオイルのデメリットや使用上の注意点と、それに対する対処方法について記述します。

なお、ここで取り上げるオリーブオイルとは、エクストラバージンオリーブオイル（国際基準認定品）のことを指します。

その１．
摂り過ぎると肥満になりやすい。

オリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含む油なので、摂りすぎると肥満になる恐れがあります。

（対処方法）

摂取目安は１日あたり １５mlから３０ml（大さじ１杯～２杯）までとされているので、この分量を守るようにします。

その２．
基本的には酸化する油である。

オリーブオイル、亜麻仁油、エゴマ油などの不飽和脂肪酸を多く含む油は酸化しやすい傾向にあります。

一方、ココナッツオイル、マーガリンなどの飽和脂肪酸を多く含む油は酸化しにくい傾向にあります。

酸化しやすさの順番は次のとおりです。

多価不飽和脂肪酸（亜麻仁油、エゴマ油）　＞　一価不飽和脂肪酸（オリーブオイル）　＞　飽和脂肪酸（ココナッツオイル、マーガリン）

オリーブオイルの酸化はとくに空気（酸素）、光によって促進します。
オリーブオイルは、一旦開封してしまうと酸素に触れることにより酸化が進むので、賞味できるのは開封後１か月ぐらいまでのものです。

品質を重視する製造所が保管タンクや瓶の中に窒素を封入するのは、オリーブオイルと酸素を触れさせないようにするためです。

また、未開封のものでも入れ物が透明なものは、外から光が当たると酸化してしまいます。

ただし、オリーブオイルは加熱にはある程度強いとされているので、フライパンに敷いて加熱する料理には使えるようです。

（対処方法）

空気による酸化から身を守るため、オリーブオイルの瓶のサイズは、なるべく開封後１か月ぐらいで使い切れるものにします。

また、光による酸化を防ぐためにも、ステンレス容器や遮光瓶などを選び、涼しい暗所に保管するようにします。

注意しなければならないのは、オリーブオイルは１０℃以下になると固形化してしまうので、冷蔵庫での保管は避けるようにします。

また、未開封のものでもオイルは時間の経過とともに劣化していきます。

消費期限内には必ず開封して使い切るようにします。

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