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良質のオリーブオイルの選び方 重要なポイントは搾油にかかる時間と温度

オリーブオイルは実に多くの種類のものが売られていますが、実際には本物と偽物の両方が存在するので、選び方を間違えて偽物を使ってしまうと健康を害する危険があります。

そこで、安全で質のよいオリーブオイルの選び方のポイント、および、その条件に合った低価格のおすすめ品を調べてみました。
本物の良質品は、商品を酸化させないようにするために、搾油までの時間が短くなっており、また搾油も低温下で行われています。

 

1.良質のオリーブオイルに求めるもの

 

(1)酸度は0.3%以下が望ましい

 

まず、安全なオリーブオイルの種類は「エクストラバージンオリーブオイル」になります。

国際基準により、官能検査にパスした精製が全くされていない酸度0.8%以下のオリーブオイルがエクストラバージンオリーブオイルとされています。

日本にもオリーブオイルに対する基準がありますが、本物のエクストラバージンオリーブオイルは国際基準の方に従っています。

まずは、国際基準に合致する酸度がラベルまたは商品ページに明記されているものを選ぶ必要があります。

 

 

しかし、国内には、いろいろな種類のオイルをブレンドした偽物や、化学品を使って意図的に酸度を下げたエクストラバージンの偽物が存在しています

また、日本の基準にエクストラバージンに言及した規定がないことも、偽物が日本の市場に出回る要因になっています。

日本の基準はそもそも、エクストラバージンという名称での区分を設けていません。日本の基準では、酸価2mg(酸度に換算すると1%)以下のものがオリーブオイルとされており、それにエクストラバージンの名称が付けられて販売されているのです。

日本の基準には官能検査が要求されていないので、人工的な操作をしてでも、酸価2mg(酸度1%)以下に抑えてオリーブの味さえ持たせれば、それは食向けのオリーブオイルとみなされて、エクストラバージンオリーブオイルの名称で売られてしまうのです。

 

偽物でも酸度が抑えられている現状、酸度は目安ということになりますが、良質のエクストラバージンは、酸度が0.3%以下に出来上がっているので、なるべくそのような表記のエクストラバージンを選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

(2)低温で搾油されている

 

エクストラバージンを作る上での大きな特長は、 低温圧搾法(コールドプレスまたは低温管理遠心分離法(コールドエクストラクションという製法を用いて、およそ30℃以下の低温でオイルの抽出が行われることです。

これにより、酸度が低く抑えられ、また有害なトランス脂肪酸が発生しないようになっています。

なお、大量生産品では、短時間で搾油ができる低温管理遠心分離法(コールドエクストラクション)の方が主流になっています。

 

上記の製法であることが、ラベルまたは商品ページに明記されているか確認してみましょう。

 

 

 

 

(3)搾油までの時間は、なるべく12時間以内

 

エクストラバージンの生産には、精製を行わずに酸度を下げなければならないという問題があります。
しかし、オリーブの実は収穫された時点から酸化が始まるので、実の収穫から搾油までの時間は極力短くする必要があります。

通常、搾油は実の収穫から24時間以内に行うこととなっていますが、現実としては、搾油は実を収穫したその日のうち(12時間以内)に行われるのが望ましいです。

 

実際の時間が商品ページに明記されていると安心です。

 

 

 

 

(4)自社の農園の中だけで作られている

 

オリーブの栽培から実の収穫、搾油、ボトリングに至るまでの全ての作業が、1つの農園(自社農園)だけで行われていることが望ましいです。

この場合は、農園の中に自社専用の搾油所があるので、実の収穫から搾油までをその日のうちに済ませることができます。

しかし、自社専用の搾油所がないところは、組合員用の搾油所まで実を運んでいかなければならず、その搾油所が混んでいたりすると、搾油までに数日かかってしまうことがあります。

 

また、自社の中で全ての作業ができると管理がしやすくなるので品質が安定します
自社のみの製造では品質改善への取り組み事例がよく見られます。
(オイルの酸化を防ぐために保管タンクへの窒素封入を実施するなど)

 

とくに、自社の農園が単独の大規模農園(シングルエステート)の場合は、農園の真ん中に工場を設置して連続生産ができるので品質がより安定します。

 

 

逆に作業を分業にしているところは、外部の業者に各々の作業を委託することになるので、材料や製品の運搬上の問題や管理のしずらさなどで品質が安定しにくくなります。

 

 

このあたりも商品ページで確認しておきたいところです

 

 

 

 

(5)光を通さない容器に入れられている

 

オリーブオイルは光が当たると酸化してしまう性質があります。

酸化を避けるためにも、遮光瓶(しゃこうびん)という光をさえぎる黒っぽいガラス瓶やステンレス容器などを選ぶようにします。

透明なガラス瓶やペットボトルは避けるようにしましょう。

 

 

 

 

(6)商品ページに詳細が明記されている

 

偽物のラベルにも「エクストラバージンオリーブオイル」と表記されていることがあるので、このエクストラバージンの表記だけで本物と判断しないようにしましょう。

また、偽物のほとんどは、商品の詳細が明確になっていません。
商品の詳細が、ホームページなどの商品ページに明記されているかどうか確認しましょう。

 

 

 

 

(7)専門店で売られているものがよい

 

スーパーではエクストラバージン以外のものが多く売られており、本物を見つけにくいところがあります。

その点、専門の店は商品に関する情報をもっているので、本物を入手しやすい面があります。

また、専門の店は通販として商品を販売することもあるので、その場合はホームページなどで商品の詳細が確認できます

 

 

 

2.質のよい本物に低価格品はあるのか

 

品質のよいエクストラバージンオリーブオイルは製造に手間がかかることから、
一般的にはかなり高価なものです。

本場イタリヤ、スペイン産や
日本産の高品質品の多くは
500mlあたり4000円以上はします。

 

大さじ1杯か2杯の20回分ぐらいでこの値段ですから
かなりこたえます。

しかし、
上記のオリーブオイルと同等品を安い価格で安全に作る国があります。

 

その国はチリという国です。

 

 

チリ産のオリーブオイルの特長は、次の(1)~(8)となります。

 

(1)チリにはオリーブにつく害虫がいないため、オリーブの栽培での農薬の使用が抑えられている

(2)オリーブは大気汚染がない自然にめぐまれた環境で育てられている。

(3)オリーブは昼夜の気温差が激しい場所で育てられているので、実が引き締まっていて味にコクが出ている。

(4)欧州の生産方式を取り入れた連続生産ができているので品質が安定している。

(5)実の収穫から搾油までの時間が短い傾向にある。
  (欧州品の方は、製品によって数時間~1週間ぐらいと、ばらつきがある。)

(6)価格が安い。

(7)チリから輸出されるオリーブオイルのほとんどは、衛生管理が徹底された環境で作られている。
    生産メーカーの多くは衛生管理手法であるHACCPの認証を受けている。

 

HACCP「ハサップ」の認証を受けている企業では、食の安全のために徹底した衛生管理が行われ、それにともなって製品の品質も向上されていきます。
日本では2020年ごろを目途に、食品メーカーへのHACCPの導入が制度化される動きがあります。)

 

(8)添加物や薬品に対する法規制があるため、オリーブオイルのほとんどがエクストラバージンで作られている。

 
スペイン産のオリーブオイルのエクストラバージンの比率は25%程度と言われていますが、
チリ産のオリーブオイルのエクストラバージンの比率は99.8%程度と言われています。

 

 

☟チリ産エクストラバージンオリーブオイルの一例

 

・品名「クルス・デル・スール」
・サイズ:500ml
・容器:遮光瓶
・酸度;0.2%以下
・搾油までの時間;4時間以内
・搾油方法:コールドエクストラクション
・製造:自社農園内の工場で完結
・価格:3240円(税込み、送料無料)
・販売店;楽天(なでしこ健康生活)

 

 

販売店のページ

 

 

 

 

以下の記事もよければご一読ください。

 

>>1リットルサイズ1000円代で買えるチリ産オリーブオイル「ソル・デル・リマリ」は本物なのか?

 

 

 

  

 

 

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