健康食品で健康増進

旅行に行くと便秘になりやすい人が多いのはなぜでしょうか。
その理由と、旅行で便秘にならないための対策法を記したいと思います。

  
旅行に行くと普段と違う環境になることで、いろいろな状況に身を置くことになります。
いつも以上にわくわくする場面があったりして、心が高ぶります。
わくわくしている中にあると、心が高ぶっているという自覚はあまりないものなのですが、無意識にも心は高ぶっている状態になります。

 
実は、心の高ぶりというものが便秘を引き起こしやすい要因となっています。
心の高ぶりは自律神経の作用によるものです。
自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、心が興奮状態にあると交感神経の方が活発化し、逆に心が鎮静化した状態にあると副交感神経の方が活発化します。
そして、腸の活動も自律神経と関係しており、交感神経が活発な時には腸の活動はにぶり、逆に副交感神経が活発な時には腸の活動がさかんになります。
そのため、心が高ぶっている時には便意をもよおしにくく、反対に心がリラックスしている時には便意をもよおしやすくなります。
まさに旅行は、便意をもよおしにくくする環境にあると言えます。
（極度の緊張のときは、逆に腸が活発化しすぎることによる便秘、あるいは腹痛や下痢になったりします。）

そして、生活リズムの変調もまた便秘を引き起こす要因と言えます。
毎日、排便ができる人の多くは、だいたい決まった時間帯で便意をもよおしてトイレに行くという習慣ができているのですが、旅行となると、その生活パターンが崩れてしまうことで、便意をもよおす時間でトイレに行くという機会を逃すことがあります。
そして、便意がある時間帯を逃すと、そのあと便意がなくなってしまうことが多く、これによりその日は排便できなくなることがあるのです。

このようなことから、旅行中に便秘にならないための対策としては、どこかでリラックスできる時間を確保して、少しでも便意をもよおす状況を作り、その時間帯でトイレに行くようにするのがよいと思います。たとえば、どこかの時間で、心の落ち着く音楽を聞いてリラックスするのはよい方法です。あるいは朝少し早めにおきてリラックスできる時間を取るのもよいか思います。

そして、腸内環境の変化もまた便秘を引き起こす要因と言えます。
旅行中は、肉食が増えて野菜が減るなどの偏った食事になることがしばしばあります。
肉が増えれば腸内環境は悪化します。
そのためには腸内環境を日頃から整えておき、旅行中に食事の変化があっても腸内環境をなるべく維持していくことが大切です。