健康食品で健康増進

便失禁を改善させる手段としては、以下のものがあります。

１．便形状改善薬の使用

薬としてはとくに「便形状改善薬」が有効です。
この薬は小腸の中の水分量を調整して、便の形状を
安定化させます。
またこの薬は、硬い便、軟らかい便のどちらにも効果があります。
該当するものの１つとして、ポリカルボフィルカルシウムがあります。

２．下痢止め薬の使用

必要に応じて下痢止めの薬も使用します。
この薬は刺激性なので少しずつ使用します。
これによって、便が腸内を通過する時間を遅らせて、便を固まらせていきます。

３．食物繊維のサプリメントの使用

下痢止め薬は刺激性があるので注意が必要ですが、
その点、刺激性がない食物繊維（不溶性食物繊維が多いもの）のサプリメントは安心です。

便失禁には「下剤乱用性便失禁」というものがあります。
これは便秘の人が刺激性下剤を使用したことで下痢がおき、それが原因で便失禁になってしまうというものです。
この場合は、刺激性下剤の使用をやめて、塩類下剤あるいは不溶性食物繊維を多く含むサプリメントを
使用するようにすれば症状が改善しやすくなります。

４．骨盤底筋体操の実施

これは骨盤底筋を数秒間収縮させることを繰り返すことで、排便を制御する筋肉を鍛えて
排便を我慢できるようにするものです。

５．バイオフィードバック療法の実施

肛門の中に内圧用センサーを入れて、肛門を締める力の度合いを自分自身で把握していけるように
するものです。

６．肛門に入れるタンポンの使用

これを肛門に挿入することで便漏れを防ぎます。

７．手術

出産時に括約筋が傷ついたことによって便失禁になってしまった場合には、手術を行って括約筋を
形成します。

便失禁についてはこちらのページにも記してあります。

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便失禁の種類について