健康食品で健康増進

便秘の解消に便秘薬、なかでも下剤を使用する人がいるかと思います。
しかし、下剤はどうしても苦しい時などの緊急時に使用するのはよいですが、常用するのは控えた方がよいかと思います。
なによりも下剤に頼らないことが大切です。
まず下剤にはどのようなものがあるか調べたことを記します。

　　下剤は刺激性下剤と機能性下剤とに分かれます。

１．刺激性下剤
（１）大腸刺激性下剤
大腸を刺激して便を出すための下剤です。大腸刺激性下剤の多くは「アントラキノン系下剤」という
もので、ドラッグストアで売られている市販の下剤のほとんどがこれに当たります。
刺激は強く即効性はありますが、反面、副作用もあり、刺激による悪影響が及ぶことがあります。

（２）小腸刺激性下剤
小腸を刺激して便を出すための下剤です。
小腸刺激性下剤にはオリーブオイル、ヒマシ油などがあります。大腸刺激性下剤に比べると作用は緩慢で即効性は低いですが、副作用があまりないという利点があります。

（問題点）
大腸刺激性下剤は、腸を刺激させて強制的に排便させるところに問題があります。
そもそも自然な排便は、便意を感じることで行われるものであり、脳と腸の連携プレーで行われるものです。
ところが、刺激の強い大腸刺激性下剤を常用していると、この連携プレーができなくなり、自力で排便できなくなる恐れがあります。

２．機能性下剤
機能性下剤には、「塩類下剤」や腸内の水分を増やして便を柔らかくする「糖類下剤」があります。
機能性下剤もまたマイルドに作用するものなので即効性は低いです。

特に便秘がひどい人は、即効性のある大腸刺激性下剤に頼ることが多くなります。また、便秘が慢性化しているとこれを常用する人もいるかと思います。
しかし、一概に薬を使う場合に言えることですが、薬というものは効果をそこそこ持たせる反面、体のリズムにいろいろと影響を及ぼすことがあります。
やはり、便秘解消には下剤に頼らないように、サプリメントや日頃の正しい食生活、運動などで対処していくべきだと思います。