健康食品で健康増進

国民のほとんどがかかってしまう目の病気として、白内障があります。
白内障は、目の中にある水晶体が酸化作用によってにごりが生じて視野に影響が出てしまう病気です。

この病気は薬物、糖尿病、眼球の怪我などが原因となることがありますが、原因の多くは加齢によって目の酸化が進んでしまった状態によるものです。

健康な人でも４０代から発症率が高まり、８０代以上ではほぼ全員に近い人が発症してしまいます。
症状が進行しすぎると失明する危険もありますが、ある程度の段階で治療や手術を行えば失明の危険性をなくすことができます。

 

１．白内障の原因は目の水晶体に生じる酸化作用

白内障は一旦発症すると進行を止めることができませんが、発症後の症状の進行を抑制することはできます。
症状が初期の段階であれば、点眼だけでも症状の進行を遅らせることができます。 

また、白内障になっていない人も、日々の予防に努めることにより、発症を遅らせることができます。

 

 

白内障が発症する、または症状が進行する大きな原因は水晶体に対する酸化作用です。
水晶体にはもともとルテインという抗酸化成分が存在しているのですが、年齢を重ねると水晶体の中にあるルテインが減少していくので、水晶体は酸化作用を受けやすくなっていきます。

 

 

 

 

２．予防その１　⇒　紫外線を避ける、タバコは吸わない

目の酸化作用を抑制することが、発症の予防や症状の進行の遅延につながります。
まずは以下の２つのことへの対策を優先的に実行しましょう。

 

（１）紫外線を避ける
紫外線は水晶体に対する酸化作用を促進させます。
 
日常的に外で仕事を行う人、屋外で運動をする人は要注意です。
紫外線に当たる頻度が多ければ、若年時でも白内障を発症してしまう恐れがあります。

紫外線（ＵＶ）カットができるサングラスまたはメガネの着用が必要ですが、太陽光にはブルーライトという目に有害と考えられる光も含まれています。ブルーライトは網膜に達し別の目の病気（加齢黄斑変性）を引き起こす可能性が考えられています。
できれば、紫外線、ブルーライトの両方をカットできるサングラスまたはメガネが望ましいです。
紫外線、ブルーライトともに遮光率が高いものを選ぶ必要があります。

 

めがねの一例
⇒　ブルーライト、ＵＶカット兼用メガネ

 

 

（２）喫煙をしない
タバコを吸うことが日常化していると体に対する酸化作用が高まります。
目に対する酸化も促進されるので白内障が発症しやすくなります。
また、喫煙によって体内のルテインも減少してしまいます。

タバコは吸わないことが一番です。

 

 

３．予防その２　⇒　気になったら眼科に相談する

視力の悪化が気になるようであれば、白内障を含む目の病気の恐れがないか眼科に相談しましょう。
医師による治療や相談を受けることが確実です。

 

 

４．予防その３　⇒　規則正しい生活をする

睡眠不足やストレスも体の酸化の原因になります。
肉類に偏った食事や過度のアルコール摂取も控えましょう。
ウォーキングなどの適度な運動を行うことも大事です。

 

 

５．予防その４　⇒　抗酸化作用が強い食べ物を摂る

水晶体の中に含まれるルテインは残念ながら加齢とともに減少していくので、外から補う必要がありますが、
ルテインは食べ物から摂ることができます。

ルテインの他に食べ物から摂れる目の酸化防止によいとされる成分としては、アントシアニン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ビタミンＣ、ビタミンＥ、ＤＨＡ、亜鉛などがあります。
これらの成分も日常的にバランスよく摂ることが大切です。

 

 

 

 

必要量のルテインが摂れる食べ物とは

ルテインは毎日補うのが望ましく、１日当たりの最低必要摂取量は６ｍｇ～１０ｍｇといわれています。
また、白内障の症状にある人については、１日２０ｍｇは摂取した方がよいとされています。

しかし、ルテインは食べ物で補えるとしても、現実的に６ｍｇ以上を摂取できる食べ物は、

ほうれん草　８０ｇ以上
ケール　　４０ｇ以上

ぐらいです。

 

なお、ルテインは油溶性なので、体内に吸収させやすくするために、食材は油で炒めた方がよいです。

 

 

しかし、ほうれん草やケールには注意すべき点があります。

ルテインを含むほうれん草、ブロッコリー、パセリ、ケールには、シュウ酸というカルシウムと結合する成分が含まれています。

個人差によりますが、シュウ酸の摂取量が多くなると尿道結石を引き起こす可能性が出てきます。

とくにほうれん草は、シュウ酸を多く含んでいます。
シュウ酸は加熱や水分を多く摂取することにより減らせるようですが、影響の出方が明確になっていないので、ほうれん草に関しては、毎日ではなく何日かおきに食べるのが無難です。

 

一方、ケールはルテインを多く含む食材でありながら、シュウ酸の含有量は少なめです。

しかし、ケールは苦みがあり、また素材としての入手も困難なので、家では調理しにくいものです。
ケールを青汁にしたものを飲むことができますが、コップに入れる粉末の量はそれほど多くないので、
ケールの青汁でルテインの必要摂取量を補給するためには、１日あたりコップ３杯以上を飲む必要があります。

 

７．予防その５　⇒　サプリを使ってルテインを補給する

ルテインの多い食べ物を毎日摂るのは困難なところがあるので、サプリメントを使ってルテインを補うのは有効です。

サプリの中にはゼアキサンチンという成分が含まれているものがありますが、これも重要なことです。

ゼアキサンチンは、体内に入ると、ルテインとともに目の中に存在する抗酸化物質として、とくに目の奥の黄斑部に対して酸化防止の働きかけをします。

ゼアキサンチンを含む食べ物としては、パプリカ、とうもろこし、ほうれん草、マンゴーなどがあります。

 

 

一方、体内のルテインから変換されて生み出されるゼアキサンチンが別に存在しますが、こちらはメゾゼアキサンチンと呼ばれるものです。

もともとルテインとメゾゼアキサンチンはセットになって眼球内に存在していますが、 
黄斑部においてはメゾゼアキサンチンの方がルテインよりも多く存在することから、近年、黄斑部に対する酸化防止作用にはメゾゼアキサンチンが大きく影響しているのではないかと考えられています。

 

 

また、ゼアキサンチンをルテインと組み合わせて外部から摂取することは、黄斑部に生じる加齢黄斑変性（かれいおうはんへんせい）の予防に有効であることも臨床実験で明らかになっています。

 

よって、白内障の予防には加齢黄斑変性の予防も兼ねたゼアキサンチンの摂取も不可欠と言えます。

 

白内障予防を目的にサプリメントを使う場合は、ゼアキサンチンが１日２ｍｇ以上、ルテインが１日６ｍｇ以上摂れるものを選ぶようにします。

 

また、すでに白内障になっている人が症状抑制を目的とする場合には、ゼアキサンチンが１日２ｍｇ以上、ルテインが１日２０ｍｇ以上摂れるものを選ぶようにします。

 

口こみでは、以下のルテイン４０ｍｇサプリが良好との意見が多いようでした。

 

 

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