健康食品で健康増進

１．ご飯よりも果物の方が脂肪を蓄積させる

果物はビタミンを含み抗酸化力もあるので、健康のためによく食べられるものですが、果物に含まれる糖分は果糖というもので、果糖は体内に入ると大部分が体内に吸収されて脂肪に変わってしまうので、肥満を招きやすくなります。

ご飯に含まれる糖分はでんぷんですが、果糖の方がでんぷんよりも体内に吸収されやすく、脂肪を蓄積させやすいのです。

２．果物の取りすぎが脂肪肝、そして糖尿病を招く

果糖は、血糖値を上げる作用は小さいのですが、脂肪に変換されて肝臓の中に蓄積されていきます。

これにより、脂肪肝を患う可能性が高まります。

脂肪肝になるとインシュリンの分泌能力が低下して、血糖値スパイク、
そして、それの継続による糖尿病の発症のリスクが高まります。

３．果物の取りすぎが体内の組織を傷つける要因になる

体内にある糖分とタンパク質が結合すると、終末糖化酸物（AGE）という毒物が生成されます。

AGEは体内の組織を傷つけて老化を促進させたり、最悪、がんを発症させる要因になったりします。
糖分の中でも、特に果糖はタンパク質に結合する力が強いため、果糖の取りすぎはAGEの増加につながります。

４．果物以外にも果糖は含まれているので注意

果糖は甘味料の中にも含まれています。

該当するもの（市販品）の例としては、

・お菓子
・甘みのある清涼飲料水（コーラなど）
・ノンオイルドレッシング
・ぽん酢
・つゆ
・たれ
・ソース類
・ケチャップ

などがあります。

５．果物系のジュースは空腹時には摂取しないこと

果物系などの果糖を多く含むジュースを空腹時に摂取するのは避けるべきです。
胃に食物がない状態のところに食物繊維がないジュースだけが取り込まれると、ダイレクトに果糖が小腸に達してしまうので糖分の吸収が加速されてしまいます。

もしも摂るならば、朝食時にコップ１杯程度に抑えて飲むようにします。
ジュースが胃の中にある食物と混ざることで、糖分の吸収がおさえられやすくなります。

しかし基本、果物系のジュースの摂取はおさえるべきです。

ただし、トマトジュースについては、朝食前にコップ１杯程度に抑えて飲むことがすすめられています。

食事の前に摂るトマトジュースには、血糖値の上昇を抑制する効果や脂肪の蓄積を抑える効果があると言われています。

また、食物繊維がある果物は、朝食と昼食の中間あたりで食べるのがよいようです。

バナナはＧＩ値（血糖値の上がりやすさを示す指標）が低めですが、糖分が多いので何本も食べるのは避けるようにします。