健康食品で健康増進

朝食で卵を食べる機会が多くありますが、卵はＡＧＥの観点から目玉焼きやタマゴ焼きよりも
ゆで卵にして食べるのが望ましいようです。
以下にその理由を記述します。

１．生卵の問題点

生卵をご飯にかけて食べるのが日本人の食生活の１つになっていますが、
卵がもしサルモネラ菌に感染していた場合、生の場合では食中毒を引き起こす恐れが
あります。
現状、販売されている生卵は、食の安全管理のもとで供給されるものなので、
食中毒になる可能性は低いのですが、絶対にならないものとも言えません。

卵は十分に加熱することで殺菌することができるので、万全を期すためには加熱が必要と言えます。
なお、半熟の状態ではサルモネラ菌が生存している可能性があるので、卵黄、卵白ともに固まるまで加熱します。

また、納豆と生卵を混ぜて食べることがありますが、生の卵白は納豆が持つ効力を阻害する作用をするので、納豆と生卵の組み合わせはよくないと言われています。

生卵は加熱によって透明の卵白が白色に固形化されると、納豆の効力を阻害する力がなくなります。

２．目玉焼きやタマゴ焼きの問題点

生卵が持つ問題点は加熱によって解決されるので、そうなると卵は目玉焼きやタマゴ焼き、
オムレツ、卵とじ、ゆで卵などにして食べるのがよいということになります。
しかし、卵は加熱されることで老化の原因になるＡＧＥ（終末糖化産物）の発生量が多くなります。

ＡＧＥはタンパク質と糖分が結合したところに温度が加わることで生成が促進されるものです。
熱が加われば加わるほどＡＧＥは多く生成されます。

生卵にはわずかですが糖分が含まれています。
タマゴ焼きなどには、さらに砂糖や調味料などの糖分が加わえられるので
ＡＧＥは増加しやすくなります。

また、目玉焼きは、卵白や卵黄部分に急速に高温がかかることで
大量のＡＧＥを発生させます。
卵の調理方法の中で最も多くＡＧＥが発生します。

食べ物から生じるＡＧＥは、そのうちの９３％近くが体外に排出されます。
しかし、あとの残りは体内に残存し続けるので、
ＡＧＥを多く含む食品を毎日取り込むことは避けるべきです。

３．ゆで卵が望ましい

ゆで卵にする場合は、他の熱し方に比べるとＡＧＥの発生量は少なめです。

食中毒の予防と老化をなるべく抑制、加えて、納豆を一緒に食べる場合において
栄養の欠落を起こさないようにするためには
卵はゆでて食べるのが望ましいと言えます。