健康食品で健康増進

血糖値スパイクは、食後の血糖値が急激に上昇してすぐさま下降する血糖値の変動です。
これは日ごろの不適切な食生活や運動不足などによって引き起こされるものです。

健康な人の食後血糖値は１４０mg/dlを上限としますが、血糖値スパイクを引き起こす人の食後血糖値は１４０mg/dlを軽く超えてしまいます。
しかし、血糖値はその後すみやかに食前の状態に下がっていきます。

食後血糖値が高い状態が続くわけではないので糖尿病ではないのですが、血糖値スパイクの繰り返しが続くとやがて糖尿病になってしまう恐れがあります。

また、瞬発的な血糖値の高まりが続くと、血管はダメージを受けることになり動脈硬化などが起こりやすくなります。

原因

血糖値スパイクになる主な原因としては、次のものがあります。

１．食事を１日３食とらない。（朝食を抜くなど）
２．早食いをする。
３．糖分の多い食べ物を大量にとる。
４．糖分の多い飲み物（とくに果糖を多く含むジュース）を空腹時に飲む。
５．食事のときには野菜を後回しにする。
６．甘い物やお菓子の間食が多い。
７．運動不足。（足腰などの筋力が低下している。食後はあまり動かない）
８．肝機能の低下。（脂肪肝の状態にあるなど）

上記の原因は、とくに若い人の生活習慣に関連することが多いことから、若い人でも血糖値スパイクは起こりやすいのです。
決して中高年だけに起こるものではないのです。

予防法

上記の原因を生じさせないようにすることです。
糖尿病の予防、改善対策と同じです。

・１日３食食べる。
・食事では野菜を最初に食べ、ご飯を最後に食べる。
・運動を習慣化し、とくに食後には体を動かすようにする。

にはとくに心がけるようにします。

食事のとり方に注意をし、食後も動くなどして血糖値スパイクを予防しましょう。

ダイエットのために食事を抜く人がいますが、かえってこれが食後の血糖値スパイクを招いてしまう原因になるので注意が必要です。

参考記事　⇒　食事は１日３食必要。朝食抜きは危険

参考記事　⇒　血糖値を上げにくくするための食べる順番