健康食品で健康増進

近年の高齢化社会において、ねたきり、認知症の問題はますます多くなってきています。

しかし、ねたきり、認知症は、自分自身が常に健康でありたいという意識を持ち、運動や趣味などを取り入れて習慣づければ、十分に予防が可能であるとされているものです。

ねたきりや認知症の予防法として欠かせないものとしてはウォーキングがあります。
ウォーキングは何よりも手軽に始められ、家の外に出て気分を一新できるので脳にはよい刺激になります。
また、足を動かすだけの部分的な運動ではなく全体運動であるので、体の中の機能も活性化して若さの維持につながります。

１．ねたきり、認知症予防のためのウォーキングの条件

ねたきりや認知症を予防するためのウォーキングの条件ですが、
別記事でも紹介している中之条研究のデータが適するのではないかと考えられます。

このデータによれば、
ねたきりの予防ならば、１日２０００歩以上歩くこと、

認知症の予防ならば、１日５０００歩以上歩き、そのうちの７．５分以上で早歩きを取り入れることとなっています。

当然のごとく認知症の予防条件であれば寝たきりも予防できるので、
１日５０００歩以上、うち早歩き７．５分以上で歩く方がよいでしょう。
早歩きは中強度の負荷を得るための動作であり、病気予防には有効となるものです。

しかし、足腰に支障がないのであれば、あらゆる生活習慣病の予防につながる１日８０００歩、うち早歩き２０分（詳細説明はここをクリック）の実践の方が望ましいです。
なぜなら、ねたきりや認知症は、糖尿病や高血圧などをきっかけにしてなってしまうことがあるからです。

また、無理なウォーキングは禁物です。
最初は目標よりも軽いペースで行って、徐々に目標のペースに近づけるようにした方が望ましいです。
いきなり無理なペースで行ったり歩きすぎたりすると、逆に体に害が及ぶ恐れがあるので要注意です。

ウォーキングの所要時間ですが、まずは万歩計を使用して自分自身が時間あたりどれぐらい歩けるのかを把握するのがよいと思います。
目安として、成人は普通ペースで１０００歩歩くのに約１０分かかるようなので、高齢者の場合はこれよりも少し時間がかかると見込んでよいかと思います。

中之条研究のデータはモニターによる実測値から得られた条件ですので、
この条件でのウォーキングには効果が期待できると思われます。

２．足腰が丈夫な人は坂道ウォーキングを取り入れてみよう

寝たきり、認知症を含む生活習慣病の予防にはウォーキングは有効ですが、
足腰が強い人の場合、平坦なところで早歩きを長い時間行ったとしても、何か物足りない、もしくは全然きつく感じないということがあります。

実はこの状態のときには、足腰に中強度の負荷がかかっていないので、生活習慣病に対する予防の効果が上がらないのです。

生活習慣病の予防のためのウォーキングには負荷が必要なのです。

早歩きしても物足りなさを感じる人、足腰が強い人は、自分の体力に合った坂道や階段の上り下りを取り入れて負荷を得るようにしてみましょう。

ここでのポイントは上りだけでなく下りも行うところです。
これにより速筋が適度に使われるので、筋肉の増進や糖の消費を促すことができます。

ただし、この場合でも過度に負荷がかかると足腰を痛めてしまうことになるので、坂道での早歩きや傾斜のきつい上り下りは避けるようにしましょう。

坂道歩きについては以下の記事を参照ください。
＞＞坂道歩きは糖尿病の予防や改善に効果があるのですか

ウォーキングは方法を間違えると危険です！方法や注意点については以下の記事を参照ください。

＞＞健康法として手軽なウォーキングの注意点